【 公営ニュース 】

当たってるじゃねぇか!

「万馬券だったのに〜!! 機械故障で購入できず 26万円損害金訴訟」

日本中央競馬界(JRA)の場外馬券売り場の自動券売機で馬券を購入しようとしたところ、機械のトラブルで券が出てこないうちに投票が締め切られたとして、大阪府内の男性(58)がJRAを相手に配当金など約26万円の損害賠償を求めている裁判が、大阪地裁で行われていることが5日、わかった。購入予定の馬券は、万馬券となった。JRA側は「機械のトラブルはやむを得ず気の毒な結果だが、責任はない」と反論している。訴状によると、男性は昨年8月11日、大阪市中央区の場外馬券売り場「ウインズ道頓堀」で、小倉競馬第8レースの1,2着を順に当てる「馬単」の馬券を購入するため「4-13」と記入したマークシート式投票カードと紙幣を券売機に入れた。機器に異常エラーが発生。
職員が機械を点検している間に締め切り時間が過ぎた。男性には、投入した現金が返却された。レースは男性の予想が的中で配当は1万7150円。男性は1000円分を購入しようとしていた。男性は「現金と投票カードを機械に入れた時点で売買は成立している」と主張。JRA側は「馬券が発券された時点で売買は成立する。理由が何であれ投票券が発売されていない限り払い戻しはできない」と、請求の棄却を求めている。 (2003.03.06 日刊スポーツ)

【TOM記す】

…これね、私も全く同じような経験ありますよ。あれは昨年秋に函館競輪へ行った時のこと。
着いて早々のレースで、締め切り寸前にマークシートを機械に入れたところ、読み取りエラー。
ちゃんと塗ったはずなのに…と、戻ってきたカードを見ていたら、横からマークシート指導員のオバチャンが来て、30秒ほど「おかしいねぇ」と確認作業。結局「マークが薄いのかも」という結論に達し(自分では、今までなら絶対OKという濃さで塗った自信はあったのだが)、再度塗り直し…てる間に締め切りブザー&機械一斉停止。
レースは私の買おうとした目で見事万車券(地元・堂田将治先生の差しきりでした)となり、機械とオバチャンを憎悪したものでした。函館を思い出すたびにあの記憶が蘇ってきて、悔しいったらありゃしない。

でも、この訴えたオッサンは往生際が悪い。今流行りの「行列のできる法律相談所」に話を持っていっても、これは多分通らないのでは。確かに様々な場合が想定される発券時のことについては、JRAの主張通り「発券されてはじめて契約成立」というのが筋が通っているし、売れてはじめてオッズにも反映されるわけだし、発券されていないものに関してああだこうだ言うのをいちいち吟味していたらそれだけで莫大な事項を処理しなくてはならなくなる。
中にはインチキを考える輩もいるだろうしね。
「機械だからこういうことが起きるので、昔通りの対人販売だったらこんなことは…」
という主張もあろうが、金渡した瞬間に穴場のオバチャンが故障(発作とか)しちゃう可能性だってゼロとは言えない(笑)。
だから、やっぱり「券が手に渡った瞬間」で決めるしかないわけで。
まぁ、バクチ打ちなんだから。「運が悪かった」で諦めた方が、次にもつながるのではないかと思いますがねぇ。そーいうことのないよう、今度からは締め切りよりもっと前に買うようにするとか。私もあの函館からしばらくは早めに買うようになりましたもん。

公営ニュース・トップ/Last Update : 2003/03/06  
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